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テープの製造工程と分類
Apr 1, 2021
テープは最もよく使用するパッケージ封止用の道具であり、文房具でもあります。出荷用の荷物を梱包したり、オフィスでの資料を貼り出したり、マスキングテープで小冊子を飾ったりと、粘着剤の施されたテープによって、物をしっかりと貼り合わせたり装飾を行ったりすることができます。

粘着剤はもともと動物や植物の抽出物を原料としており、19世紀における接着剤の主成分はゴムでしたが、現代では様々な重合体を用いて粘着剤が製造されています。
工業デザインにおいては、各テープに独特な粘着・偽造防止・スマート識別などそれぞれ異なる機能を持たせています。
 

テープ製造の工程と技術

ブローフィルム形成後にフィルムを粘着剤塗布機へ移動させ、ホットメルト接着剤か水性接着剤あるいはその他の接着剤を塗布しますが、この工程ではテープに必要な粘度や用途に合わせて接着剤を選ぶ必要があります。そして塗布が完了したらテープの完成です!

ブローフィルム成形    →    粘着剤塗布    →    巻取り    →    裁断

テープの構造


粘着テープは一般的に粘着剤層(Adhesive)と基材(Backing)とセパレーター(または剥離フィルム、Release liner)、そして目に見えない基材表面コート剤層で構成されており、
これが最もよく見られる基本的な構造となっています。

感圧接着剤の基材としてはプラスチックフィルム類(合成紙を含む)・紙類・布類・金属類などが一般的で、これらの素材のうちの2つまたはそれ以上をラミネートさせた複合基材もあります。よく見られる粘着テープの種類には片面テープ・両面テープ・スポンジテープ・OPPテープ・アルミテープ・自動車用布製ワイヤーハーネステープなどがあります。

テープの分類

  • 開封防止テープ・封かんテープ用接着剤│各種宅配袋の密封および封かん用テープに利用いただけます。素早く貼り付くのでプリントが施された各種素材の宅配袋への使用に適し、優れた耐熱性と耐寒性を有しています。
  • 弱粘性仮固定テープ用接着剤│室内のフックや製品の補足説明用タグなどにご利用いただけます。弱粘性で凝集力が高く、耐油性に優れ、のり残りせず、優れた保持力を有します。
  • マスキングテープ用接着剤│10um塗布するだけで300-600g/inの剥離強度を得ることができ、剥がす時にのり残りせず、紙や本を破損させることもありません。紙の粘着や装飾、内装など幅広い用途に使用することができます。
  • 偽造防止テープ用接着剤│接着剤は低臭気で、いかなる溶剤も含みません。乾燥の工程が必要ないので生産効率がアップし、製造環境や従業員にやさしく、塗布作業に関しては一度に40~50g/m2の塗布量を実現することができます。
TEX YEAR(徳淵)はテープ産業に応用できる粘着剤の開発に力を注いでおり、テープ業界のためにグリーンでエコな感圧接着剤シリーズ製品を開発しました。ホットメルト感圧接着剤・水性乳液型感圧接着剤・UV硬化型感圧接着剤シリーズなど、様々な必要に応じた粘着剤をご提供しています。
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